スポーツ障害と子供の成長 part2

こんにちわ!
猛烈な寝違いで首が回らない院長です

前回の続きで『青年期』のスポーツ障害について書きます。

『青年期』(中学~高校)

この時期の身体的特徴として、中学生期では呼吸器・循環器の成長が高校生期では筋肉の発達が著しいです。
よって中学生期では持久系、高校生期では筋力トレーニングが最適といえます。

成長段階に合わせたトレーニングを行うことの重要性は前回も書きましたが、この時期においても同じことで、効率的でケガの予防にもつながります。
跳躍系のスポーツや、サッカー選手に多くみられる『オスグット病』は成長とトレーニング強度のアンバランスさが原因の顕著な例です。
成長期においては、骨の伸びるスピードは早いですが筋肉の伸張性や柔軟性の向上はゆるやかです。
そのため相対的に筋肉が硬くなり、身体が硬くなりやすくケガをしやすい時期となります。
体が硬いとケガをしやすいというのは、よく認識されていますが、特にスポーツ選手では筋肉に過度な伸展力や負荷がかかったり、関節に遠心力が加わる結果『オスグット病』のようなスポーツ障害が起こります。
他のスポーツ障害をみても筋肉の柔軟性の欠如が原因であることが多いです。予防としては時間をかけてストレッチを行うことや、練習後のアイシング、痛みが強いときはしっかり休むことが大切です。
関節の炎症や痛みに対しては超音波やハイボルテージ治療を行います。

筋肉の柔軟性や関節の柔らかさは短期間で獲得することは難しいため毎日の積み重ねが大事です!!
一流の選手ほど自分の身体のことを細かく把握しています。自分の身体のことを知ることはケガを未然に防ぐだけでなくパフォーマンスの向上にもつながるので、中学・高校の間に自分の体調管理に気を付け、周りのスタッフが気付かせることが大事なのかもしれません。

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