スポーツ障害と子供の成長

コーヒーの飲みすぎで胃が荒れ模様の院長です(~_~)

カフェイン恐るべし!

最近学生の患者様が多くいろいろな症例が診れるのはいいのですが

トレーナー活動をしていることからケガを未然に防ぐことの重要性に改めて

気付きます。。。

ということで何回かに分けて子供の成長・発育段階におけるケガ予防のポイント

を紹介したいと思います(^^)/

一回目は『学童期』について書きたいと思います。

『学童期』(小学生)

街中で見かける小学生を見ていると無敵ですよね

体力が無限なんじゃないかと思うほどあります。

この時期は病気に対する抵抗力も増し、体力も大幅についてきます。

加速度的に運動能力も向上しますが個人差が大きい時期でもあります。

スポーツ現場でよくあるのが他人の子との比較ですがこの時期での子供達同士の比較と

それによる能力向上の指導は難しいものがあります。

なぜなら身体的な面では骨・筋肉の成長スピードの違い、それによる身体の使い方の違いがあり

精神的な面では劣等感と優越感を体験する時期といわれ、他人との比較を嫌うからです。

劣等感を払しょくさせるようポジティブな声掛けや将来に渡ってスポーツを好きでいられるよう

本質的な楽しさを教えることが重要になってきます。

ケガの予防においてはこの時期からいわゆる『成長痛』が始まります。

実は成長痛は精神的なストレスや疲れ、親へ甘えたい気持ちなどからなることが多いと

言われています。実際、適切なケアや声掛けで改善することが多くあります。

それよりも怖いのは成長痛だと断定し激しい痛みを放置しておくことです。

競技人生に関わるようなケガもありますので早めの対処が大事です。

また急速な発達中に野球の投球動作やサッカーのキックモーションのように

関節に遠心力が加わるような動作でも痛みが発生しやすい特徴があります。

この時期に多い『野球肘』『テニス肘』『オズクット病』は発達スピードと練習強度の

アンバランスが原因です。

選手の身体をよく観察し見極めることが非常に重要です。

長くなりましたが、学童期のスポーツ指導はデリケートな部分が多く身体的な部分まで

目がいかないことが多々あります。

子供もうまくい痛みを表現できずそれによりスポーツ自体が苦痛に思える可能性もあります。

正しいフォーム作り、基礎トレーニング、本質的な楽しさを教え生涯に渡ってスポーツを

楽しむ体作りをサポートすることが勝敗よりも大事なのかもしれません。

次回は『青年期』(中学~高校)について書きます(^^)/

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